
SoundGraphy®は、手軽に音を可視化できる音響カメラです。
従来、音の可視化装置の多くは、マイクロホンとカメラを組み合わせた複雑な測定システムでした。SoundGraphy®は、センサー本体の球体内にマイクロホンとカメラを一体内蔵し、小型で可搬性に優れた音響カメラです。
本体の電源は、市販の乾電池(単3 × 4本)やモバイルバッテリーで動作するため、電源コンセントが無い現場での可視化も可能です。

~ 販売パートナー ~
SoundGraphy®は、日本音響エンジニアリング株式会社の登録商標です。
豊田通商システムズ株式会社は、SoundGraphy®の独占販売パートナーとして、販売を行っています。
■ 開発・製造元: 日本音響エンジニアリング株式会社 https://www.noe.co.jp/
SoundGraphy®:特徴
コンセプト
「音は聞こえるけど、発生源がよく分からない…。」
「サーモグラフィの様に、音を視覚的に確認できたら…。」
そんな現場の声から生まれたのが、”見えない音を可視化する”ツール、
『手のひらサイズの音響カメラ SoundGraphy®』です。

画期的な小ささと軽さ、シンプルな機器構成

SoundGraphy®は、『いつでも』、『どこでも』、『誰でも』をコンセプトに開発された、『手のひらサイズの音響カメラ』です。
これまで研究・開発用として実験室で使用される事が多かった従来の音源可視化装置に比べて、格段に小さく、軽いため、可搬性・機動性に優れ、音を可視化したいフィールドへ直接持ち込む事が可能です。
SoundGraphy®は、球体センサーと電源ユニットを兼ねたプロセッサユニット、タブレットPCの3点で構成されます。
球体センサーとプロセッサユニットは付属のUSBケーブル1本で接続され、プロセッサユニットとタブレットPC間は無線LAN通信されますので、計測現場でのケーブル取り回しの煩わしさから解放されます。

球体センサーと可視化技術

センサーが丸い(球体である)ことが、SoundGraphy®の大きな特徴の一つです。これは音の発生源や反響音が多数存在する場所(例えば工場内)での使用を想定し、さまざまな方向に音源が存在する事を前提としているためです。
従来の音の可視化装置の多くに採用されている、多数のマイクロホンを平面状に配置した”平面型センサー”は、無響音室や反射音の少ない場所においてその性能を最大発揮できます。これは平面型センサーが、”音源がセンサー前方に存在する”ことを前提としているためで、周囲に騒音源が多数存在する場合や様々な方向から外乱音(反射音など)が到来する現場での使用には適しません。
球体センサーには、16個の小型マイクロホンと1つの小型カメラが内蔵されています。
各マイクロホン間で生じる音圧差と位相(時間)差を分析する事で、カメラに写っている範囲内から球体センサー方向に到来する音だけを抽出し、球体センサー中心位置から見た到来音の大きさ(方向別音圧レベル)の分布をカラーマップ化してカメラ映像に重ねて表示します。

SoundGraphy®:活用用途
使い方はいろいろ

活用事例
製品の品質検査、不具合調査

製品の品質検査における音圧レベルの測定から、音の発生場所の確認、販売後に発生した不具合の原因特定に活躍します
設備診断

工作機械や試験設備の異常音等を測定し、設備の故障予兆を発見し、設備の安全稼働に貢献します
製品効果の可視化

例えば、防音製品部材の騒音低減効果を可視化することで、製品の魅力をアピールしたり、新製品の静音設計効果をプレゼンテーションや製品PRに活用でき、製品販売活動の効果を高めることができます
SoundGraphy®:仕様
センサーおよびプロセッサユニット



ソフトウェア

SoundGraphy®をご購入いただいたお客様は、最新アプリケーションを日本音響エンジニアリング社のHPから、いつでも無償でダウンロードする事ができます。
