・ヘルツって聞いたことはあるけど良く分からない
・身の回りの音は何ヘルツくらいなのか知りたい
・どのように音の高さを測れば良いか分からない
今回の記事はこのような疑問点にお答えしたいと思います。
前回のデシベルと同じく、普段耳にはするけどなかなか分かりづらいヘルツについて、ぜひご理解いただけますと幸いです。
1. ヘルツ(Hz)とは?
振動数の単位ヘルツはドイツの物理学者ハインリヒ・ヘルツ(1857年〜1894年)にちなんでつけられました。
ヘルツはマクスウェルが予言した電磁波の存在を証明したことで知られています。
彼の発見によって電磁波が空間を伝わることが明らかになり、無線通信などの開発に繋がっています。
ヘルツ(Hz)は音の周波数を表す単位で、1 秒あたりに繰り返される音の振動数を表しています。
例えば、100 Hz の音は 1 秒あたり 100 回の振動が行われる音を指します。
音が低ければヘルツの値は小さくなり、逆に高いと値は大きくなります。
(高い音)
(低い音)
このように同じ周期の中で、高い音のほうが波の数が多いことが分かるかと思います。
人間の聴覚には、約 20Hz から 20,000Hz までの周波数帯が感じられます。
年齢や聴力の状態によっては、高い周波数の音を感じることができない場合があります。
ヘルツは、音楽や音響技術の分野で広く利用されています。
楽器や音声機器などの音の高さを調整する場合には、周波数を調整することで音の高さを変えます。
また、音響測定や研究においても、周波数を測定することで音の特性を詳しく分析することができます。
2. オクターブ
音程を表すときにオクターブという単位を聞いたことがあるかと思います。
”1 オクターブ上”という表現は、ドから次のドまでのことをイメージされる方も多いと思いますが、
正確には周波数が 2 倍になる音のことを指します。 例えば”ラ”の音を 440Hz とした場合、
1 オクターブ上の”ラ”は 880Hz となります。
以上です。
弊社豊田通商システムズでは Soundgraphy という音響カメラを販売しております。
Soundgrapy には 16 個のマイクと1個のカメラが搭載されております。
それぞれのマイクで音を収録し、各周波数ごとの音の大きさや発生源を簡単に知ることが出来ます。