Products & Services

iPoint SCIP Connector

iPoint SCIP Connector

EU SCIP対応の製品含有
化学物質ソリューション

製品概要

S2Sサービスを利用したクラウド・サービスです。単にDossierを送付だけではなく、投入されたデータのチェックを行い、必要によりお客様にデータの不足や不備といったアラートをお知らせします。 また、チェック後に生成されるDossierはSCIP要件に準拠しています。

したがって、『直接SCIP登録が不要』なお客様も、供給先へのSCIP要件を満たしたDossier提供を目的としてお使いいただけます。

iPoint SCIP Connector Essential

~ ご自身で含有化学物質情報の収集・管理されているお客様向けソリューションです ~

  • お客様ご自身で収集したSCIP関連情報をインポート
  • インポートは様々なフォーマットに対応(IPC-1752B など)
  • コネクターはインポートされたデータの完全性をチェック
  • 完全性を検証後、SCIP Dossierを生成し、送付

iPoint Compliance SCIP Connector Enterprise

~ iPCA(※)で含有化学物質情報を管理されているお客様向けソリューションです ~
(※)iPCA:iPoint Compliance Agent

<iPCAの機能>

  • 製品構成データとセットで材料情報管理が可能
  • サプライヤからの情報収集フォローアップが可能

<SCIPコネクターの機能>

  • 日々のコンプライアンス・チェックにSCIP要件を追加
  • iPCAで収集した情報からSCIP Dossierを生成

SCIPの対象

SCIPの対象

・対象の化学物質:EU REACHのCandidate Listで規定された認可対象候補物質〔高懸念物質〕(SVHC:Substances of Very High Concern)
・対象となる量:EUに上市する製品の、成形品(Article)中に重量比濃度0.1%以上含有する場合  ※ EUへの輸入総量ではありません!

対象となるお客様

SCIP への登録は、EU域内の企業(輸入業者〔Importor〕や販売店〔Distributor〕を含む)が行います。
・自社のEU拠点が市場供給する場合:自社でのSCIP登録が必要になります
・EUの業者を通じて市場供給する場合:自社でのSCIP登録は不要です。しかし、EUの供給先企業から登録に必要な情報の提供を求められます 
                   ※情報の作成は必要です!

SCIPに対応するには

製品の含有化学物質を管理する

自社製品の中に含まれる化学物質を的確に把握、管理する必要があります。
次の様なお客様は、弊社が推奨する製品含有化学物質管理ソリューション『iPoint Compliance Agent』のご利用をお薦めします。
・構成部品(Article)が多く、種類も多岐にわたる製品を生産されているお客様
・仕入先が多く、化学物質情報の取得に手間が掛かっているお客様
・蓄積した化学物質情報を基に、LCAやカーボンフットプリントなど将来の製品開発に役立てたいお客様

SCIP送付用のDossierデータを用意する

登録Dossierには、以下の項目が必要です。
・成形品特定情報(Identifiers and characterisation)
・特徴と写真(Characteristics and picture(s))
・安全使用に関する情報(Safe use instructions)
・複合コンポーネント情報(Complex object component)
・許可対象候補物質情報(Concern Element)

※ Dossier要件は、当局により変更される場合があります。
 最新の情報は、ECHAのSCIPページを参照願います。

SCIPへDossierデータを送付する

  1. ECHA CloudサービスのIUCLIDでDossierを作成・送付する方法
  2. スタンドアロン版のIUCLIDでDossierを作成し、Submissionポータルから送付する方法
  3. 各社が持つシステムでDossierを作成し、S2Sサービス経由で送付する方法

SCIP のDossierは、ECHA が無償提供する IUCLID で作成する事を標準としています。しかし、IUCLID は製品に含有する化学物質情報をゼロベースから1種類ずつ定義する必要があるため、成形品の種類がある程度多い場合(10種類程度~)には効率的なツールとは言えません。そこで大手企業が独自に作成したツールや、iPoint社の様なベンダーが提供しているツールからのDossier送付を受け付けるため、System-to-System(S2S)サービスが提供されています。

製品製造

iPoint

製品含有化学物質の管理をはじめ、サーキュラーエコノミーに関するソフトウェア製品や開発サービス、コンサルテーション・サービスを提供。
・紛争鉱物やeLRT(electronic Labor Rights Template)など製品資源に関するコンプライアンス・ソリューション
・REACH、RoHS、WFDなどの化学物質規制に対するコンプライアンス・ソリューション
・DfE、LCAやRRRなど製品開発全体でのライフサイクル・ソリューション