【デシベル】音の大きさを表す単位について詳しく解説

・デシベルって聞いたことはあるけど良く分からない

・身の回りの音の大きさは何デシベルくらいなのか知りたい

・どのように音の大きさを測れば良いか分からない

今回の記事はこのような疑問点にお答えしたいと思います。
普段耳にはするけどなかなか分かりづらいデシベルについて、ぜひご理解いただけますと幸いです。

1. デシベルとは?

デシベルの名前は、フランスの電気技術者であるアレクサンドル・グラハム・ベルによる発明に由来します。
デシベルとは、ある特定の基準に対しての大きさ(相対値)を表す単位です。
デシベルの表現は音圧の物理量を、レベル表現を用いて表すときに使用されます。
基準レベルを0dB(ゼロデシベル)とし、その基準値に対してどれほど大きいか、または小さいかを表現したものです。

   

2. デシベルの計算式と単位

具体的な計算式はこちらになります。

デシベル = 20log10 [実測値/基準値]

ですが少し分かりづらいので、こちらの相対表を御覧ください。

基準値比(倍率)1倍10倍100倍1千倍1万倍
デシベル(dB)0db20db40db60db80db

こちらの表は基準値の音の大きさの倍率に対して、デシベルの数値を示したものです。
ご覧いただいている通り、20デシベルにつき10倍の大きさであることが分かるかと思います。
大きさが2倍、3倍になると、デシベルが2倍、3倍になるわけではないのでご注意ください。

3. 身の回りの音の大きさ

これらを踏まえて身の回りにある音はどのくらいのデシベル数なのかを見ていきましょう。

こちらはほとんど無音状態の音を0と置いた時のデシベル数になっています。
70デシベル以上になってしまうとうるさいと感じ、90デシベル以上の音が長時間なり続けると人間は我慢が出来なくなると言われています。
そして120デシベルの音に関しては、聴覚機能に何らかの異常をきたしてしまうのです。
また、私たち人間が日中生活する中で、一般的にストレスを感じずに暮らせるのは50デシベル以下と言われています。
そのため日常生活で発せられる音は、50デシベル以下に抑えると望ましいです。

音の大きさを測るには騒音計で対応可能ですが、発生源の特定から対策を実施しようとすると騒音計だけでは苦労する場面も多くあります。そのような時には音の発生状況を視覚的に判断できる音響カメラが有効です。

4. 弊社取扱の音響カメラのご紹介

弊社豊田通商システムズではSoundgraphyという音響カメラを販売しております。
Soundgrapyには16個のマイクと1個のカメラが搭載されております。
それぞれのマイクで音を収録し、発生源や広がりを簡単に知ることが出来ます。

製品詳細ページは下記ですので、気になる方は是非チェックをお願いします。 

音を可視化する音源探査カメラ『SoundGraphy』