クラウドストレージとセキュリティ対策について解説

・クラウドストレージとは何か詳しく知りたい
・クラウドストレージは便利そうだけど、セキュリティ的に問題が無いか心配
・具体的にどのようなサービスがあるかを知りたい

今回は、上記のような疑問について詳しく解説していきたす。

1.クラウドストレージとは?

クラウドストレージは、インターネットを介してアクセスできるデータ保管サービスです。

このサービスは、物理的なストレージデバイスに依存せずに、データをリモートサーバーに保存し、世界中の任意の場所からアクセス可能にします。クラウドストレージの概念は、データの可用性、耐久性、およびスケーラビリティを高めることを目的としています。

クラウドストレージは、1990年代後半にインターネットの普及と共に始まりました。

2000年代初頭には、Amazon Web ServicesがS3(Simple Storage Service)を開始し、クラウドストレージサービスの商用利用が広がり始めました。

その後、Google Drive、Microsoft OneDriveなどのサービスが登場し、クラウドストレージは個人および企業のデータ管理に革命をもたらしました。

2.クラウドストレージのメリットとデメリット

クラウドストレージの最大のメリットは、場所を選ばずにデータにアクセスできる点です。

また、データのバックアップと復元が容易であり、物理的なストレージデバイスの購入やメンテナンスの必要がなくなります。

しかし、デメリットとしては、インターネット接続が必要であり、セキュリティやプライバシーの懸念があることが挙げられます。また、サービスプロバイダーによるデータ管理に依存するため、サービスの停止やデータ損失のリスクも考慮する必要があります。

3.クラウドストレージのセキュリティ対策

クラウドストレージは、その利便性から多くの企業や個人にとって不可欠なツールとなっていますが、それに伴いセキュリティ対策の重要性も高まっています。

適切なセキュリティ対策を行うことで、情報漏洩やデータ損失のリスクを最小限に抑えることができます。

以下に、クラウドストレージのセキュリティ対策に関する基本的なガイドラインを紹介します。

<データの暗号化>

クラウドストレージに保存されるデータは、転送中および保存中に暗号化されるべきです。これにより、万が一データが漏洩した場合でも、第三者によるデータの読み取りを防ぐことができます。

<アクセス管理>

アクセス権限を適切に管理し、必要な人だけがデータにアクセスできるようにすることが重要です。また、二要素認証などの追加的なセキュリティ層を導入することで、アカウントの不正利用を防ぐことができます。

<バックアップの実施>

定期的なバックアップを行うことで、データ損失のリスクを減らすことができます。また、災害復旧計画を策定し、緊急時にデータを迅速に復旧できる体制を整えることが望ましいです。

<セキュリティポリシーの策定>

企業は自社のセキュリティポリシーを策定し、クラウドストレージの利用に関するガイドラインを明確にする必要があります。従業員に対する定期的なセキュリティ研修を実施し、意識を高めることも大切です。

<サービスプロバイダーの選定>

信頼できるクラウドストレージプロバイダーを選定することも、セキュリティ対策の一環です。

プロバイダーが提供するセキュリティ機能や対策、規格認証の有無を確認し、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。

クラウドストレージは、その利便性と効率性により、今後もデータ管理の主要な手段としてさらに発展していくことが予想されます。

企業や個人がデータをより安全に、かつ効果的に管理するための新しい技術やプラクティスが導入されることで、クラウドストレージの利用はさらに拡大していくことでしょう。

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